足場(あしば)は、
そこにいるための足を置ける場所のこと。特に、仮りの意味で使うことが多い。たとえば工事に置いて、本来の目的である建造物を作るための作業を行うのに用いるのための簡単な建築物がこれである。比喩的に、本格的な働きを始めるための足がかりになる場を造るのを足場固めといったりする。
工事現場の足場
現在では、足場といえば工事現場などで作業する際に造る仮設の作業床や通路を指す場合が多い。
構造で分類すると主に、単管足場、ブラケット足場、ビティ足場(ビデ足場)、吊り足場、張出し足場などがある。架設手順での分類には 手すり先行足場 がある。
足場の組立は、鳶職の主要な作業内容のひとつ。吊り足場、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立解体作業には、技能講習を終了した、足場の組立等作業主任者を選任しなければならない。
手すり先行足場
建設業の死亡災害の約4割を締める墜落・転落事故を防止する目的で開発された工法。垂直な足場を設ける工事について特に有効である。国土交通省と農林水産省が2004年度から全ての直轄工事で標準採用とした。
転落事故が、足場の床板の組立・解体時に多く生じることに着目したもの。足場の床板の取り付ける前に、一段の上の手すり部分を取り付けて行うこととし、足場の床を取り外す際には、床板を取り外してから手すりを外す作業方法を採るもの。手すりの組立方により、「手すり先送り方式」「手すり据置方式」「手すり先行専用足場方式」の三種類の仮設方法が存在する。
単管足場
鉄パイプを組み合わせて建てる足場のこと。パイプ同士はクランプ(金具)をかみ合わせ、ボルトを締めて接合する。小規模な工事、作業現場で用いられることが多い。
元々は、間伐材などの細い木材を番線で締め上げて固定する足場の仮設方法であったが、安全性の観点から鉄パイプによる足場に取って代わられ、名称も「単管」という冠がついた。
東南アジア諸国などの建設現場では、かなりの高層建築物でも竹による単管足場が組まれることが多い。
ビティ足場は工事現場における仮設の足場。枠組み足場の一種である。
ビテイ(ビティ)とは考案者のデビッド・イー・ビティ氏の名前から取ったものである。鋼製枠組み足場の事であるが、最近ではアルミ等の軽量の物も使用されている。強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベース等で構成される。住友金属建材株式会社(現 日鐵住金建材株式会社)が日本で初めて枠組み足場を開発した際の製品。
枠組み足場(わくぐみあしば)とは、枠を積み重ねて組み立てた架設足場の事である。現在、一般的に架設足場として一番多く使われている。
特徴としては文字通り「枠(ビティ)」を必要な高さまで積み重ねて組み立てることができ、よこの長さも「ブレス(交差筋交い)」や「枠がた筋交い」で必要な長さまで繋ぐ事が出来る。 そのサイズもいろいろあり、用途や場所によって使い分けが出来る。
最近では「枠組み足場」に対してコスト面で安い「ピケ足場」が徐々に取って代わりつつある。
鳶職(とびしょく)とは、一般的に建設業で、高い所での作業を専門とする職人を指す。 作業の種類や職業などによって「足場鳶」「重量鳶」「鉄骨鳶」などに分けられることがある。
分類
現代ではおもに以下の三種類の鳶職に分類される。ただし、会社・職人によっては複数の職をこなせる場合がある。
足場鳶
建築現場で必要な足場を設置する職人。単に高所作業を行うだけでなく、設置場所の状態や作業性、足場解体時の効率など、その場に応じて的確に判断して組み立てることが求められる。会社組織として、建築現場の仮設足場のレンタル・据付・解体を一体となって請け負っている場合が多い。
鉄骨鳶
鉄骨構造の建築物において、鉄工所などで製作された柱や梁になる鋼材をクレーンなどで吊り上げて組み立てる(建て方・建て込みとも呼ばれる)鳶。
重量鳶
土木では橋梁の現場で主桁架設を行う。また、建物内部の重量物(大型機械など)の据付(設置)を行うのも重量鳶である。足場・鉄骨鳶に比べて専門性が高く、プラント・空調給排水設備・電気設備工事の一部を重量鳶が仕事する場合も多い。
資格
足場の組立て等作業主任者などを所持することが多い。技能検定の中に「とび技能士」の一級技能士、二級技能士、三級技能士の技能検定試験がある。
技能士試験内容
1級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して真づか小屋組の作業を行う。
そり(こした)にのせた重量物の運搬の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間15分、鋼管の場合 2時間5分
2級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して片流れ小屋組の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間5分、鋼管の場合 1時間55分
装束
独特の作業服を着用していることが多い。作業服の中でも鳶服という服がある。裾が広がったズボン、地下足袋、手甲(てっこう)脚袢(きゃはん)などを着用していることもある
鉄骨構造(てっこつこうぞう)とは、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のこと。鉄骨造、S造、S構造とも呼ばれる。また、近年ではほとんど鋼材を用いるので、鋼構造と呼びかえることも少なくない。特に断りがなく鉄骨構造という場合、一般的には重量鉄骨ラーメン構造を指す。
鉄骨構造は大きく三種類に分けられ、木造軸組工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレース構造、柱と梁を完全に固定(剛接合)して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造がある。
[編集] 鋼材の種類
厚さによる分類
重量鉄骨 - 厚さが6mmを超える鋼材
製鋼所で熱間圧延加工により製造される。主としてラーメン構造、トラス構造に用いられる。
軽量鉄骨 - 厚さが6mm以下の鋼材
重量鉄骨と同様に熱間圧延加工により製造される場合もあるが、多くは鋼板を冷間圧延加工して製造される。主としてブレース構造に利用される。
製鋼工程による分類
高炉材 - 鉄鉱石を原料に製鋼された材料を示す。工程に高炉を用いるためこのように呼ばれる。高炉材は不純物混入をコントロールしやすいため、溶接性や塑性変形能力に優れた鋼材を作りやすい。このため、鉄骨構造の主要架構には高炉材を用いることが多い。
電炉材 - スクラップ鉄を原料に製鋼された材料を示す。工程で、スクラップ鉄を溶かす際に電気炉を用いるからこのように呼ばれる。高炉材に比べて製鋼に必要なエネルギーが少なく、コストも安い利点がある。しかし、不純物の蓄積(トラップエレメント)の問題があるため、高炉材と比較すると塑性変形能力が小さく、脆い破壊を示しやすい。小型形鋼や異形鉄筋のほとんどは電炉材である。
断面形状による分類
鋼材は引っ張り強度は高いが、曲げや圧縮の強度はそれに比べて低いので、様々な断面形状に加工され強度を高める工夫がされている。
H形鋼 - 断面がアルファベットのHに似た形状の鋼材。引っ張り、曲げ、圧縮のいずれの応力にもよく耐え、極めてバランスの良い鋼材であるので最も多用されている。
角形鋼管 - 断面がボックス状(箱形)になった鋼材を示す。X-Y方向で同等の断面性能を示すため、柱材としてよく用いられる。閉鎖断面のため、曲げ捩れ変形(横座屈)や局部座屈に対して強い特徴がある。
円形鋼管 - 断面が円形になった鋼材を示す。方向によらず断面性能が一定のため、角形鋼管と同様に柱材によく用いられる。
山形鋼(アングル) - アルファベットのLに似た断面の鋼材。
溝形鋼(チャンネル) - 断面が片仮名のコの字に似た形状の鋼材。
リップ溝形鋼(リップドチャンネル、C形鋼) - 溝形鋼の開口部を内側に少し折り込んでアルファベットのCを四角く押しつぶしたような形状の断面を持つ鋼材。板厚が薄いので軽量鉄骨に多用されている。
規格による分類
一般構造用圧延鋼材(JIS G3101 SS材) - 建築に限らず広く用いられる鋼材で、一般に溶接をせず、応力レベルでは弾性範囲で用いる。
溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106 SM材) - 溶接をする部材に適した鋼材で、SS材よりも化学成分の規定が厳しくなっている。A種・B種・C種があり、A種は主に弾性範囲、B種は塑性変形を受ける部材、C種はダイアフラムなど板厚方向に応力を受ける部材に適している。なお、B・C種にはシャルピー衝撃試験の規定がある。
建築構造用圧延鋼材(JIS G3136 SN材) - 塑性変形能力に期待した建築構造物向けの鋼材で、強度の違いでSN400シリーズとSN490シリーズがある。従来のSS材よりも化学成分の規定が厳しくなり、降伏点のばらつきも抑える規定がある。降伏点のばらつきを抑える目的としては、2次設計(大地震時)において想定した崩壊形を実際のものに近づける意味がある。
一般構造用炭素鋼管(JIS G3444 STK材) - 建築構造に限らず、幅広い構造材として用いられる円形鋼管である。
建築構造用炭素鋼管(JIS G3475 STKN材) - 建築構造に適した円形鋼管で、STK材と比較して塑性変形能力に優れる。
一般構造用角形鋼管(JIS G3466 STKR材) - 建築に限らず幅広く用いられる角形鋼管である。ただし、ロール成形のSTKR材は溶融亜鉛めっきをすると割れを生じやすい。
冷間成形ロールコラム(BCR295シリーズ) - 鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。熱延鋼板を素材とした電縫鋼管で、STKR材よりも塑性変形能力を期待できる。製造工程上、全領域で冷間塑性加工の影響を受けるため、応力−ひずみ関係は明瞭な降伏点を示さないRound House型になる。肉厚22mmまでが製品化されている。
冷間成形プレスコラム(BCPシリーズ) - BCRシリーズと同じく、鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。厚板をコーナーで曲げて(プレス加工)して製造されるため、平部は一般の厚板と同様の素材特性を示す。素材の厚板はSN材相当である。肉厚40mmまでが製品化されている。
特徴
長所
木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽いことから長い梁に利用でき、柱のスパンが広く、柱の本数も少なくてすむ。
ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高く、リフォームも容易である。ただし、H形鋼の柱は弱軸方向に筋違いを配置する必要がある。
重量鉄骨ラーメン構造では鉄骨は工場生産され、現地では組立作業のみとなるので、建物の品質が作業員の熟練度に左右されない。
トラス構造の場合、構造的な安定度が極めて高いので、体育館の屋根や鉄橋など、他の構造では不可能な長大スパンを実現できる。
材質が均一である。
工期が短い。
変形能力が大きいため、大地震時における骨組みのエネルギー吸収能力が大きい。
短所
構造材が不燃物なので火事に強いと誤解されるが、鉄骨は摂氏550度程度で急激に強度が失われるので、消火に手間取ると一気に建物が倒壊する危険性を持っている。木造は火事に弱いと考えられているが、火で焼かれても柱の表面が炭化するのみで内部まで完全に燃えるには長時間かかるので、短時間に建物全体が崩壊するというケースは少ない。このため鋼材には耐火被覆を施すのが一般的である。
材料強度は高いため、コンクリートや木質材料と比較すると断面を小さくすることが出来るが、座屈という現象が無視できなくなる。
by.wikipedia
そこにいるための足を置ける場所のこと。特に、仮りの意味で使うことが多い。たとえば工事に置いて、本来の目的である建造物を作るための作業を行うのに用いるのための簡単な建築物がこれである。比喩的に、本格的な働きを始めるための足がかりになる場を造るのを足場固めといったりする。
工事現場の足場
現在では、足場といえば工事現場などで作業する際に造る仮設の作業床や通路を指す場合が多い。
構造で分類すると主に、単管足場、ブラケット足場、ビティ足場(ビデ足場)、吊り足場、張出し足場などがある。架設手順での分類には 手すり先行足場 がある。
足場の組立は、鳶職の主要な作業内容のひとつ。吊り足場、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立解体作業には、技能講習を終了した、足場の組立等作業主任者を選任しなければならない。
手すり先行足場
建設業の死亡災害の約4割を締める墜落・転落事故を防止する目的で開発された工法。垂直な足場を設ける工事について特に有効である。国土交通省と農林水産省が2004年度から全ての直轄工事で標準採用とした。
転落事故が、足場の床板の組立・解体時に多く生じることに着目したもの。足場の床板の取り付ける前に、一段の上の手すり部分を取り付けて行うこととし、足場の床を取り外す際には、床板を取り外してから手すりを外す作業方法を採るもの。手すりの組立方により、「手すり先送り方式」「手すり据置方式」「手すり先行専用足場方式」の三種類の仮設方法が存在する。
単管足場
鉄パイプを組み合わせて建てる足場のこと。パイプ同士はクランプ(金具)をかみ合わせ、ボルトを締めて接合する。小規模な工事、作業現場で用いられることが多い。
元々は、間伐材などの細い木材を番線で締め上げて固定する足場の仮設方法であったが、安全性の観点から鉄パイプによる足場に取って代わられ、名称も「単管」という冠がついた。
東南アジア諸国などの建設現場では、かなりの高層建築物でも竹による単管足場が組まれることが多い。
ビティ足場は工事現場における仮設の足場。枠組み足場の一種である。
ビテイ(ビティ)とは考案者のデビッド・イー・ビティ氏の名前から取ったものである。鋼製枠組み足場の事であるが、最近ではアルミ等の軽量の物も使用されている。強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベース等で構成される。住友金属建材株式会社(現 日鐵住金建材株式会社)が日本で初めて枠組み足場を開発した際の製品。
枠組み足場(わくぐみあしば)とは、枠を積み重ねて組み立てた架設足場の事である。現在、一般的に架設足場として一番多く使われている。
特徴としては文字通り「枠(ビティ)」を必要な高さまで積み重ねて組み立てることができ、よこの長さも「ブレス(交差筋交い)」や「枠がた筋交い」で必要な長さまで繋ぐ事が出来る。 そのサイズもいろいろあり、用途や場所によって使い分けが出来る。
最近では「枠組み足場」に対してコスト面で安い「ピケ足場」が徐々に取って代わりつつある。
鳶職(とびしょく)とは、一般的に建設業で、高い所での作業を専門とする職人を指す。 作業の種類や職業などによって「足場鳶」「重量鳶」「鉄骨鳶」などに分けられることがある。
分類
現代ではおもに以下の三種類の鳶職に分類される。ただし、会社・職人によっては複数の職をこなせる場合がある。
足場鳶
建築現場で必要な足場を設置する職人。単に高所作業を行うだけでなく、設置場所の状態や作業性、足場解体時の効率など、その場に応じて的確に判断して組み立てることが求められる。会社組織として、建築現場の仮設足場のレンタル・据付・解体を一体となって請け負っている場合が多い。
鉄骨鳶
鉄骨構造の建築物において、鉄工所などで製作された柱や梁になる鋼材をクレーンなどで吊り上げて組み立てる(建て方・建て込みとも呼ばれる)鳶。
重量鳶
土木では橋梁の現場で主桁架設を行う。また、建物内部の重量物(大型機械など)の据付(設置)を行うのも重量鳶である。足場・鉄骨鳶に比べて専門性が高く、プラント・空調給排水設備・電気設備工事の一部を重量鳶が仕事する場合も多い。
資格
足場の組立て等作業主任者などを所持することが多い。技能検定の中に「とび技能士」の一級技能士、二級技能士、三級技能士の技能検定試験がある。
技能士試験内容
1級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して真づか小屋組の作業を行う。
そり(こした)にのせた重量物の運搬の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間15分、鋼管の場合 2時間5分
2級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して片流れ小屋組の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間5分、鋼管の場合 1時間55分
装束
独特の作業服を着用していることが多い。作業服の中でも鳶服という服がある。裾が広がったズボン、地下足袋、手甲(てっこう)脚袢(きゃはん)などを着用していることもある
鉄骨構造(てっこつこうぞう)とは、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のこと。鉄骨造、S造、S構造とも呼ばれる。また、近年ではほとんど鋼材を用いるので、鋼構造と呼びかえることも少なくない。特に断りがなく鉄骨構造という場合、一般的には重量鉄骨ラーメン構造を指す。
鉄骨構造は大きく三種類に分けられ、木造軸組工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレース構造、柱と梁を完全に固定(剛接合)して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造がある。
[編集] 鋼材の種類
厚さによる分類
重量鉄骨 - 厚さが6mmを超える鋼材
製鋼所で熱間圧延加工により製造される。主としてラーメン構造、トラス構造に用いられる。
軽量鉄骨 - 厚さが6mm以下の鋼材
重量鉄骨と同様に熱間圧延加工により製造される場合もあるが、多くは鋼板を冷間圧延加工して製造される。主としてブレース構造に利用される。
製鋼工程による分類
高炉材 - 鉄鉱石を原料に製鋼された材料を示す。工程に高炉を用いるためこのように呼ばれる。高炉材は不純物混入をコントロールしやすいため、溶接性や塑性変形能力に優れた鋼材を作りやすい。このため、鉄骨構造の主要架構には高炉材を用いることが多い。
電炉材 - スクラップ鉄を原料に製鋼された材料を示す。工程で、スクラップ鉄を溶かす際に電気炉を用いるからこのように呼ばれる。高炉材に比べて製鋼に必要なエネルギーが少なく、コストも安い利点がある。しかし、不純物の蓄積(トラップエレメント)の問題があるため、高炉材と比較すると塑性変形能力が小さく、脆い破壊を示しやすい。小型形鋼や異形鉄筋のほとんどは電炉材である。
断面形状による分類
鋼材は引っ張り強度は高いが、曲げや圧縮の強度はそれに比べて低いので、様々な断面形状に加工され強度を高める工夫がされている。
H形鋼 - 断面がアルファベットのHに似た形状の鋼材。引っ張り、曲げ、圧縮のいずれの応力にもよく耐え、極めてバランスの良い鋼材であるので最も多用されている。
角形鋼管 - 断面がボックス状(箱形)になった鋼材を示す。X-Y方向で同等の断面性能を示すため、柱材としてよく用いられる。閉鎖断面のため、曲げ捩れ変形(横座屈)や局部座屈に対して強い特徴がある。
円形鋼管 - 断面が円形になった鋼材を示す。方向によらず断面性能が一定のため、角形鋼管と同様に柱材によく用いられる。
山形鋼(アングル) - アルファベットのLに似た断面の鋼材。
溝形鋼(チャンネル) - 断面が片仮名のコの字に似た形状の鋼材。
リップ溝形鋼(リップドチャンネル、C形鋼) - 溝形鋼の開口部を内側に少し折り込んでアルファベットのCを四角く押しつぶしたような形状の断面を持つ鋼材。板厚が薄いので軽量鉄骨に多用されている。
規格による分類
一般構造用圧延鋼材(JIS G3101 SS材) - 建築に限らず広く用いられる鋼材で、一般に溶接をせず、応力レベルでは弾性範囲で用いる。
溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106 SM材) - 溶接をする部材に適した鋼材で、SS材よりも化学成分の規定が厳しくなっている。A種・B種・C種があり、A種は主に弾性範囲、B種は塑性変形を受ける部材、C種はダイアフラムなど板厚方向に応力を受ける部材に適している。なお、B・C種にはシャルピー衝撃試験の規定がある。
建築構造用圧延鋼材(JIS G3136 SN材) - 塑性変形能力に期待した建築構造物向けの鋼材で、強度の違いでSN400シリーズとSN490シリーズがある。従来のSS材よりも化学成分の規定が厳しくなり、降伏点のばらつきも抑える規定がある。降伏点のばらつきを抑える目的としては、2次設計(大地震時)において想定した崩壊形を実際のものに近づける意味がある。
一般構造用炭素鋼管(JIS G3444 STK材) - 建築構造に限らず、幅広い構造材として用いられる円形鋼管である。
建築構造用炭素鋼管(JIS G3475 STKN材) - 建築構造に適した円形鋼管で、STK材と比較して塑性変形能力に優れる。
一般構造用角形鋼管(JIS G3466 STKR材) - 建築に限らず幅広く用いられる角形鋼管である。ただし、ロール成形のSTKR材は溶融亜鉛めっきをすると割れを生じやすい。
冷間成形ロールコラム(BCR295シリーズ) - 鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。熱延鋼板を素材とした電縫鋼管で、STKR材よりも塑性変形能力を期待できる。製造工程上、全領域で冷間塑性加工の影響を受けるため、応力−ひずみ関係は明瞭な降伏点を示さないRound House型になる。肉厚22mmまでが製品化されている。
冷間成形プレスコラム(BCPシリーズ) - BCRシリーズと同じく、鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。厚板をコーナーで曲げて(プレス加工)して製造されるため、平部は一般の厚板と同様の素材特性を示す。素材の厚板はSN材相当である。肉厚40mmまでが製品化されている。
特徴
長所
木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽いことから長い梁に利用でき、柱のスパンが広く、柱の本数も少なくてすむ。
ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高く、リフォームも容易である。ただし、H形鋼の柱は弱軸方向に筋違いを配置する必要がある。
重量鉄骨ラーメン構造では鉄骨は工場生産され、現地では組立作業のみとなるので、建物の品質が作業員の熟練度に左右されない。
トラス構造の場合、構造的な安定度が極めて高いので、体育館の屋根や鉄橋など、他の構造では不可能な長大スパンを実現できる。
材質が均一である。
工期が短い。
変形能力が大きいため、大地震時における骨組みのエネルギー吸収能力が大きい。
短所
構造材が不燃物なので火事に強いと誤解されるが、鉄骨は摂氏550度程度で急激に強度が失われるので、消火に手間取ると一気に建物が倒壊する危険性を持っている。木造は火事に弱いと考えられているが、火で焼かれても柱の表面が炭化するのみで内部まで完全に燃えるには長時間かかるので、短時間に建物全体が崩壊するというケースは少ない。このため鋼材には耐火被覆を施すのが一般的である。
材料強度は高いため、コンクリートや木質材料と比較すると断面を小さくすることが出来るが、座屈という現象が無視できなくなる。
by.wikipedia
足場(あしば)は、
そこにいるための足を置ける場所のこと。特に、仮りの意味で使うことが多い。たとえば工事に置いて、本来の目的である建造物を作るための作業を行うのに用いるのための簡単な建築物がこれである。比喩的に、本格的な働きを始めるための足がかりになる場を造るのを足場固めといったりする。
工事現場の足場
現在では、足場といえば工事現場などで作業する際に造る仮設の作業床や通路を指す場合が多い。
構造で分類すると主に、単管足場、ブラケット足場、ビティ足場(ビデ足場)、吊り足場、張出し足場などがある。架設手順での分類には 手すり先行足場 がある。
足場の組立は、鳶職の主要な作業内容のひとつ。吊り足場、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立解体作業には、技能講習を終了した、足場の組立等作業主任者を選任しなければならない。
手すり先行足場
建設業の死亡災害の約4割を締める墜落・転落事故を防止する目的で開発された工法。垂直な足場を設ける工事について特に有効である。国土交通省と農林水産省が2004年度から全ての直轄工事で標準採用とした。
転落事故が、足場の床板の組立・解体時に多く生じることに着目したもの。足場の床板の取り付ける前に、一段の上の手すり部分を取り付けて行うこととし、足場の床を取り外す際には、床板を取り外してから手すりを外す作業方法を採るもの。手すりの組立方により、「手すり先送り方式」「手すり据置方式」「手すり先行専用足場方式」の三種類の仮設方法が存在する。
単管足場
鉄パイプを組み合わせて建てる足場のこと。パイプ同士はクランプ(金具)をかみ合わせ、ボルトを締めて接合する。小規模な工事、作業現場で用いられることが多い。
元々は、間伐材などの細い木材を番線で締め上げて固定する足場の仮設方法であったが、安全性の観点から鉄パイプによる足場に取って代わられ、名称も「単管」という冠がついた。
東南アジア諸国などの建設現場では、かなりの高層建築物でも竹による単管足場が組まれることが多い。
ビティ足場は工事現場における仮設の足場。枠組み足場の一種である。
ビテイ(ビティ)とは考案者のデビッド・イー・ビティ氏の名前から取ったものである。鋼製枠組み足場の事であるが、最近ではアルミ等の軽量の物も使用されている。強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベース等で構成される。住友金属建材株式会社(現 日鐵住金建材株式会社)が日本で初めて枠組み足場を開発した際の製品。
枠組み足場(わくぐみあしば)とは、枠を積み重ねて組み立てた架設足場の事である。現在、一般的に架設足場として一番多く使われている。
特徴としては文字通り「枠(ビティ)」を必要な高さまで積み重ねて組み立てることができ、よこの長さも「ブレス(交差筋交い)」や「枠がた筋交い」で必要な長さまで繋ぐ事が出来る。 そのサイズもいろいろあり、用途や場所によって使い分けが出来る。
最近では「枠組み足場」に対してコスト面で安い「ピケ足場」が徐々に取って代わりつつある。
鳶職(とびしょく)とは、一般的に建設業で、高い所での作業を専門とする職人を指す。 作業の種類や職業などによって「足場鳶」「重量鳶」「鉄骨鳶」などに分けられることがある。
分類
現代ではおもに以下の三種類の鳶職に分類される。ただし、会社・職人によっては複数の職をこなせる場合がある。
足場鳶
建築現場で必要な足場を設置する職人。単に高所作業を行うだけでなく、設置場所の状態や作業性、足場解体時の効率など、その場に応じて的確に判断して組み立てることが求められる。会社組織として、建築現場の仮設足場のレンタル・据付・解体を一体となって請け負っている場合が多い。
鉄骨鳶
鉄骨構造の建築物において、鉄工所などで製作された柱や梁になる鋼材をクレーンなどで吊り上げて組み立てる(建て方・建て込みとも呼ばれる)鳶。
重量鳶
土木では橋梁の現場で主桁架設を行う。また、建物内部の重量物(大型機械など)の据付(設置)を行うのも重量鳶である。足場・鉄骨鳶に比べて専門性が高く、プラント・空調給排水設備・電気設備工事の一部を重量鳶が仕事する場合も多い。
資格
足場の組立て等作業主任者などを所持することが多い。技能検定の中に「とび技能士」の一級技能士、二級技能士、三級技能士の技能検定試験がある。
技能士試験内容
1級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して真づか小屋組の作業を行う。
そり(こした)にのせた重量物の運搬の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間15分、鋼管の場合 2時間5分
2級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して片流れ小屋組の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間5分、鋼管の場合 1時間55分
装束
独特の作業服を着用していることが多い。作業服の中でも鳶服という服がある。裾が広がったズボン、地下足袋、手甲(てっこう)脚袢(きゃはん)などを着用していることもある
鉄骨構造(てっこつこうぞう)とは、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のこと。鉄骨造、S造、S構造とも呼ばれる。また、近年ではほとんど鋼材を用いるので、鋼構造と呼びかえることも少なくない。特に断りがなく鉄骨構造という場合、一般的には重量鉄骨ラーメン構造を指す。
鉄骨構造は大きく三種類に分けられ、木造軸組工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレース構造、柱と梁を完全に固定(剛接合)して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造がある。
[編集] 鋼材の種類
厚さによる分類
重量鉄骨 - 厚さが6mmを超える鋼材
製鋼所で熱間圧延加工により製造される。主としてラーメン構造、トラス構造に用いられる。
軽量鉄骨 - 厚さが6mm以下の鋼材
重量鉄骨と同様に熱間圧延加工により製造される場合もあるが、多くは鋼板を冷間圧延加工して製造される。主としてブレース構造に利用される。
製鋼工程による分類
高炉材 - 鉄鉱石を原料に製鋼された材料を示す。工程に高炉を用いるためこのように呼ばれる。高炉材は不純物混入をコントロールしやすいため、溶接性や塑性変形能力に優れた鋼材を作りやすい。このため、鉄骨構造の主要架構には高炉材を用いることが多い。
電炉材 - スクラップ鉄を原料に製鋼された材料を示す。工程で、スクラップ鉄を溶かす際に電気炉を用いるからこのように呼ばれる。高炉材に比べて製鋼に必要なエネルギーが少なく、コストも安い利点がある。しかし、不純物の蓄積(トラップエレメント)の問題があるため、高炉材と比較すると塑性変形能力が小さく、脆い破壊を示しやすい。小型形鋼や異形鉄筋のほとんどは電炉材である。
断面形状による分類
鋼材は引っ張り強度は高いが、曲げや圧縮の強度はそれに比べて低いので、様々な断面形状に加工され強度を高める工夫がされている。
H形鋼 - 断面がアルファベットのHに似た形状の鋼材。引っ張り、曲げ、圧縮のいずれの応力にもよく耐え、極めてバランスの良い鋼材であるので最も多用されている。
角形鋼管 - 断面がボックス状(箱形)になった鋼材を示す。X-Y方向で同等の断面性能を示すため、柱材としてよく用いられる。閉鎖断面のため、曲げ捩れ変形(横座屈)や局部座屈に対して強い特徴がある。
円形鋼管 - 断面が円形になった鋼材を示す。方向によらず断面性能が一定のため、角形鋼管と同様に柱材によく用いられる。
山形鋼(アングル) - アルファベットのLに似た断面の鋼材。
溝形鋼(チャンネル) - 断面が片仮名のコの字に似た形状の鋼材。
リップ溝形鋼(リップドチャンネル、C形鋼) - 溝形鋼の開口部を内側に少し折り込んでアルファベットのCを四角く押しつぶしたような形状の断面を持つ鋼材。板厚が薄いので軽量鉄骨に多用されている。
規格による分類
一般構造用圧延鋼材(JIS G3101 SS材) - 建築に限らず広く用いられる鋼材で、一般に溶接をせず、応力レベルでは弾性範囲で用いる。
溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106 SM材) - 溶接をする部材に適した鋼材で、SS材よりも化学成分の規定が厳しくなっている。A種・B種・C種があり、A種は主に弾性範囲、B種は塑性変形を受ける部材、C種はダイアフラムなど板厚方向に応力を受ける部材に適している。なお、B・C種にはシャルピー衝撃試験の規定がある。
建築構造用圧延鋼材(JIS G3136 SN材) - 塑性変形能力に期待した建築構造物向けの鋼材で、強度の違いでSN400シリーズとSN490シリーズがある。従来のSS材よりも化学成分の規定が厳しくなり、降伏点のばらつきも抑える規定がある。降伏点のばらつきを抑える目的としては、2次設計(大地震時)において想定した崩壊形を実際のものに近づける意味がある。
一般構造用炭素鋼管(JIS G3444 STK材) - 建築構造に限らず、幅広い構造材として用いられる円形鋼管である。
建築構造用炭素鋼管(JIS G3475 STKN材) - 建築構造に適した円形鋼管で、STK材と比較して塑性変形能力に優れる。
一般構造用角形鋼管(JIS G3466 STKR材) - 建築に限らず幅広く用いられる角形鋼管である。ただし、ロール成形のSTKR材は溶融亜鉛めっきをすると割れを生じやすい。
冷間成形ロールコラム(BCR295シリーズ) - 鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。熱延鋼板を素材とした電縫鋼管で、STKR材よりも塑性変形能力を期待できる。製造工程上、全領域で冷間塑性加工の影響を受けるため、応力−ひずみ関係は明瞭な降伏点を示さないRound House型になる。肉厚22mmまでが製品化されている。
冷間成形プレスコラム(BCPシリーズ) - BCRシリーズと同じく、鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。厚板をコーナーで曲げて(プレス加工)して製造されるため、平部は一般の厚板と同様の素材特性を示す。素材の厚板はSN材相当である。肉厚40mmまでが製品化されている。
特徴
長所
木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽いことから長い梁に利用でき、柱のスパンが広く、柱の本数も少なくてすむ。
ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高く、リフォームも容易である。ただし、H形鋼の柱は弱軸方向に筋違いを配置する必要がある。
重量鉄骨ラーメン構造では鉄骨は工場生産され、現地では組立作業のみとなるので、建物の品質が作業員の熟練度に左右されない。
トラス構造の場合、構造的な安定度が極めて高いので、体育館の屋根や鉄橋など、他の構造では不可能な長大スパンを実現できる。
材質が均一である。
工期が短い。
変形能力が大きいため、大地震時における骨組みのエネルギー吸収能力が大きい。
短所
構造材が不燃物なので火事に強いと誤解されるが、鉄骨は摂氏550度程度で急激に強度が失われるので、消火に手間取ると一気に建物が倒壊する危険性を持っている。木造は火事に弱いと考えられているが、火で焼かれても柱の表面が炭化するのみで内部まで完全に燃えるには長時間かかるので、短時間に建物全体が崩壊するというケースは少ない。このため鋼材には耐火被覆を施すのが一般的である。
材料強度は高いため、コンクリートや木質材料と比較すると断面を小さくすることが出来るが、座屈という現象が無視できなくなる。
by.wikipedia
そこにいるための足を置ける場所のこと。特に、仮りの意味で使うことが多い。たとえば工事に置いて、本来の目的である建造物を作るための作業を行うのに用いるのための簡単な建築物がこれである。比喩的に、本格的な働きを始めるための足がかりになる場を造るのを足場固めといったりする。
工事現場の足場
現在では、足場といえば工事現場などで作業する際に造る仮設の作業床や通路を指す場合が多い。
構造で分類すると主に、単管足場、ブラケット足場、ビティ足場(ビデ足場)、吊り足場、張出し足場などがある。架設手順での分類には 手すり先行足場 がある。
足場の組立は、鳶職の主要な作業内容のひとつ。吊り足場、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立解体作業には、技能講習を終了した、足場の組立等作業主任者を選任しなければならない。
手すり先行足場
建設業の死亡災害の約4割を締める墜落・転落事故を防止する目的で開発された工法。垂直な足場を設ける工事について特に有効である。国土交通省と農林水産省が2004年度から全ての直轄工事で標準採用とした。
転落事故が、足場の床板の組立・解体時に多く生じることに着目したもの。足場の床板の取り付ける前に、一段の上の手すり部分を取り付けて行うこととし、足場の床を取り外す際には、床板を取り外してから手すりを外す作業方法を採るもの。手すりの組立方により、「手すり先送り方式」「手すり据置方式」「手すり先行専用足場方式」の三種類の仮設方法が存在する。
単管足場
鉄パイプを組み合わせて建てる足場のこと。パイプ同士はクランプ(金具)をかみ合わせ、ボルトを締めて接合する。小規模な工事、作業現場で用いられることが多い。
元々は、間伐材などの細い木材を番線で締め上げて固定する足場の仮設方法であったが、安全性の観点から鉄パイプによる足場に取って代わられ、名称も「単管」という冠がついた。
東南アジア諸国などの建設現場では、かなりの高層建築物でも竹による単管足場が組まれることが多い。
ビティ足場は工事現場における仮設の足場。枠組み足場の一種である。
ビテイ(ビティ)とは考案者のデビッド・イー・ビティ氏の名前から取ったものである。鋼製枠組み足場の事であるが、最近ではアルミ等の軽量の物も使用されている。強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベース等で構成される。住友金属建材株式会社(現 日鐵住金建材株式会社)が日本で初めて枠組み足場を開発した際の製品。
枠組み足場(わくぐみあしば)とは、枠を積み重ねて組み立てた架設足場の事である。現在、一般的に架設足場として一番多く使われている。
特徴としては文字通り「枠(ビティ)」を必要な高さまで積み重ねて組み立てることができ、よこの長さも「ブレス(交差筋交い)」や「枠がた筋交い」で必要な長さまで繋ぐ事が出来る。 そのサイズもいろいろあり、用途や場所によって使い分けが出来る。
最近では「枠組み足場」に対してコスト面で安い「ピケ足場」が徐々に取って代わりつつある。
鳶職(とびしょく)とは、一般的に建設業で、高い所での作業を専門とする職人を指す。 作業の種類や職業などによって「足場鳶」「重量鳶」「鉄骨鳶」などに分けられることがある。
分類
現代ではおもに以下の三種類の鳶職に分類される。ただし、会社・職人によっては複数の職をこなせる場合がある。
足場鳶
建築現場で必要な足場を設置する職人。単に高所作業を行うだけでなく、設置場所の状態や作業性、足場解体時の効率など、その場に応じて的確に判断して組み立てることが求められる。会社組織として、建築現場の仮設足場のレンタル・据付・解体を一体となって請け負っている場合が多い。
鉄骨鳶
鉄骨構造の建築物において、鉄工所などで製作された柱や梁になる鋼材をクレーンなどで吊り上げて組み立てる(建て方・建て込みとも呼ばれる)鳶。
重量鳶
土木では橋梁の現場で主桁架設を行う。また、建物内部の重量物(大型機械など)の据付(設置)を行うのも重量鳶である。足場・鉄骨鳶に比べて専門性が高く、プラント・空調給排水設備・電気設備工事の一部を重量鳶が仕事する場合も多い。
資格
足場の組立て等作業主任者などを所持することが多い。技能検定の中に「とび技能士」の一級技能士、二級技能士、三級技能士の技能検定試験がある。
技能士試験内容
1級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して真づか小屋組の作業を行う。
そり(こした)にのせた重量物の運搬の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間15分、鋼管の場合 2時間5分
2級 次に掲げる作業試験を行う。
丸太又は鋼管を使用して片流れ小屋組の作業を行う。
3種類の重量物の目測の作業を行う。
試験時間 丸太の場合 2時間5分、鋼管の場合 1時間55分
装束
独特の作業服を着用していることが多い。作業服の中でも鳶服という服がある。裾が広がったズボン、地下足袋、手甲(てっこう)脚袢(きゃはん)などを着用していることもある
鉄骨構造(てっこつこうぞう)とは、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のこと。鉄骨造、S造、S構造とも呼ばれる。また、近年ではほとんど鋼材を用いるので、鋼構造と呼びかえることも少なくない。特に断りがなく鉄骨構造という場合、一般的には重量鉄骨ラーメン構造を指す。
鉄骨構造は大きく三種類に分けられ、木造軸組工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレース構造、柱と梁を完全に固定(剛接合)して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造がある。
[編集] 鋼材の種類
厚さによる分類
重量鉄骨 - 厚さが6mmを超える鋼材
製鋼所で熱間圧延加工により製造される。主としてラーメン構造、トラス構造に用いられる。
軽量鉄骨 - 厚さが6mm以下の鋼材
重量鉄骨と同様に熱間圧延加工により製造される場合もあるが、多くは鋼板を冷間圧延加工して製造される。主としてブレース構造に利用される。
製鋼工程による分類
高炉材 - 鉄鉱石を原料に製鋼された材料を示す。工程に高炉を用いるためこのように呼ばれる。高炉材は不純物混入をコントロールしやすいため、溶接性や塑性変形能力に優れた鋼材を作りやすい。このため、鉄骨構造の主要架構には高炉材を用いることが多い。
電炉材 - スクラップ鉄を原料に製鋼された材料を示す。工程で、スクラップ鉄を溶かす際に電気炉を用いるからこのように呼ばれる。高炉材に比べて製鋼に必要なエネルギーが少なく、コストも安い利点がある。しかし、不純物の蓄積(トラップエレメント)の問題があるため、高炉材と比較すると塑性変形能力が小さく、脆い破壊を示しやすい。小型形鋼や異形鉄筋のほとんどは電炉材である。
断面形状による分類
鋼材は引っ張り強度は高いが、曲げや圧縮の強度はそれに比べて低いので、様々な断面形状に加工され強度を高める工夫がされている。
H形鋼 - 断面がアルファベットのHに似た形状の鋼材。引っ張り、曲げ、圧縮のいずれの応力にもよく耐え、極めてバランスの良い鋼材であるので最も多用されている。
角形鋼管 - 断面がボックス状(箱形)になった鋼材を示す。X-Y方向で同等の断面性能を示すため、柱材としてよく用いられる。閉鎖断面のため、曲げ捩れ変形(横座屈)や局部座屈に対して強い特徴がある。
円形鋼管 - 断面が円形になった鋼材を示す。方向によらず断面性能が一定のため、角形鋼管と同様に柱材によく用いられる。
山形鋼(アングル) - アルファベットのLに似た断面の鋼材。
溝形鋼(チャンネル) - 断面が片仮名のコの字に似た形状の鋼材。
リップ溝形鋼(リップドチャンネル、C形鋼) - 溝形鋼の開口部を内側に少し折り込んでアルファベットのCを四角く押しつぶしたような形状の断面を持つ鋼材。板厚が薄いので軽量鉄骨に多用されている。
規格による分類
一般構造用圧延鋼材(JIS G3101 SS材) - 建築に限らず広く用いられる鋼材で、一般に溶接をせず、応力レベルでは弾性範囲で用いる。
溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106 SM材) - 溶接をする部材に適した鋼材で、SS材よりも化学成分の規定が厳しくなっている。A種・B種・C種があり、A種は主に弾性範囲、B種は塑性変形を受ける部材、C種はダイアフラムなど板厚方向に応力を受ける部材に適している。なお、B・C種にはシャルピー衝撃試験の規定がある。
建築構造用圧延鋼材(JIS G3136 SN材) - 塑性変形能力に期待した建築構造物向けの鋼材で、強度の違いでSN400シリーズとSN490シリーズがある。従来のSS材よりも化学成分の規定が厳しくなり、降伏点のばらつきも抑える規定がある。降伏点のばらつきを抑える目的としては、2次設計(大地震時)において想定した崩壊形を実際のものに近づける意味がある。
一般構造用炭素鋼管(JIS G3444 STK材) - 建築構造に限らず、幅広い構造材として用いられる円形鋼管である。
建築構造用炭素鋼管(JIS G3475 STKN材) - 建築構造に適した円形鋼管で、STK材と比較して塑性変形能力に優れる。
一般構造用角形鋼管(JIS G3466 STKR材) - 建築に限らず幅広く用いられる角形鋼管である。ただし、ロール成形のSTKR材は溶融亜鉛めっきをすると割れを生じやすい。
冷間成形ロールコラム(BCR295シリーズ) - 鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。熱延鋼板を素材とした電縫鋼管で、STKR材よりも塑性変形能力を期待できる。製造工程上、全領域で冷間塑性加工の影響を受けるため、応力−ひずみ関係は明瞭な降伏点を示さないRound House型になる。肉厚22mmまでが製品化されている。
冷間成形プレスコラム(BCPシリーズ) - BCRシリーズと同じく、鋼材倶楽部(現:(社)日本鉄鋼連盟)により規定された建築構造用冷間成形角形鋼管である。厚板をコーナーで曲げて(プレス加工)して製造されるため、平部は一般の厚板と同様の素材特性を示す。素材の厚板はSN材相当である。肉厚40mmまでが製品化されている。
特徴
長所
木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽いことから長い梁に利用でき、柱のスパンが広く、柱の本数も少なくてすむ。
ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高く、リフォームも容易である。ただし、H形鋼の柱は弱軸方向に筋違いを配置する必要がある。
重量鉄骨ラーメン構造では鉄骨は工場生産され、現地では組立作業のみとなるので、建物の品質が作業員の熟練度に左右されない。
トラス構造の場合、構造的な安定度が極めて高いので、体育館の屋根や鉄橋など、他の構造では不可能な長大スパンを実現できる。
材質が均一である。
工期が短い。
変形能力が大きいため、大地震時における骨組みのエネルギー吸収能力が大きい。
短所
構造材が不燃物なので火事に強いと誤解されるが、鉄骨は摂氏550度程度で急激に強度が失われるので、消火に手間取ると一気に建物が倒壊する危険性を持っている。木造は火事に弱いと考えられているが、火で焼かれても柱の表面が炭化するのみで内部まで完全に燃えるには長時間かかるので、短時間に建物全体が崩壊するというケースは少ない。このため鋼材には耐火被覆を施すのが一般的である。
材料強度は高いため、コンクリートや木質材料と比較すると断面を小さくすることが出来るが、座屈という現象が無視できなくなる。
by.wikipedia

